京都市会文化環境委員会に所属する議員で、8月7日~9日にかけて他都市調査に行きました。
他都市調査初日は、東京都現代美術館を訪問しました。今年3月にリニューアルオープンした美術館について、担当者の説明と質疑応答が行われ、館内を視察しました。地域社会との交流、家族揃って楽しめる美術館づくりなど、東京都の文化行政について学ぶことができました。
文化環境委員会議員団による他都市調査2日目は、まず、アリーナ立川立飛を訪問しました。設計段階から関わってきた担当者は、「使う側の立場に立った施設づくりを心がけた」と基本コンセプトを説明。議員団は、審判専用のシャワー室、コンパクトな記者会見場、たくさんのトイレ設置など、特色ある施設を視察しました。なるほど!と納得することの多い合理的設計のスポーツ施設は、民間ならではのものでした。
その後、同日中に長野県庁を訪問し、レジ袋の削減などゴミ減量の取り組みについて県の担当者から説明を聞きました。ゴミ減量の成果を上げている長野県の取り組みは、京都市でも活用出来る点がたくさんあると感じました。この後、議員団は次の訪問地新潟県三条市に向かいました。
最終日、三条市のバイオマス発電所を視察を行いました。建築用資材に不向きな6割強の森林木材を燃料に使って発電するバイオマス発電は、再生可能エネルギーを創る取り組みとして注目されています。森林所有者の協力が得られるか、伐採し過ぎで水害対策にマイナスにならないか、焼却で大気汚染は起きないか、など解決すべく課題も残っていますが、次世代の発電としての活用が期待されています。